旧ジャニーズ事務所の歴代本社と現在地|乃木坂からSTARTO社まで徹底解説
かつて日本の男性アイドル界を牽引し、社会現象を巻き起こし続けた旧ジャニーズ事務所。その象徴として長年メディアやファンの視線を集めていたのが、東京・港区の赤坂や乃木坂に構えられていた歴代の本社ビルです。しかし、2023年の組織解体と社名変更、そして新会社「STARTO ENTERTAINMENT」の本格始動を経て、かつて「帝国の象徴」と呼ばれた建物の役割や所有権は大きく様変わりしました。
現在、旧ジャニーズ事務所の跡地はどうなっているのか、新会社となったSTARTO社や補償業務を担うSMILE-UP.の所在地はどこにあるのか。本稿では、歴代本社の住所・アクセス経路の変遷から、象徴的だった乃木坂ビルの売却と現在、さらにショップ関連施設(ファミクラストア)の最新拠点まで、現地取材データと公式開示資料をもとに徹底解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:旧ジャニーズ事務所の象徴だった乃木坂ビル(港区赤坂9-6-35)は、看板撤去を経て不動産ファンド等へ売却され、現在は別用途で運用されている。
- 要点2:タレントのマネジメントを引き継いだSTARTO ENTERTAINMENTは、乃木坂ビルではなく都内別拠点(港区内オフィス)に本社・執務機能を設置している。
- 要点3:公式ショップは「ジャニーズショップ」から「ファミクラストア(FAMILY CLUB store)」へと刷新され、渋谷などの都市型拠点およびオンラインを主軸に再編された。
【歴代本社の全貌】赤坂から乃木坂へ移転したジャニーズ帝国の拠点史
旧ジャニーズ事務所は、1962年の創業期(代々木・豊島区周辺)から昭和・平成・令和と時代が下るにつれて、港区を中心とした一等地へ拠点をシフトさせていきました。同社の歴史を語る上で欠かせないのが、六本木、赤坂、そして乃木坂へと移り変わった歴代本社の立地戦略です。
特に1990年代から2000年代にかけて事務所の成長期を支えたのが、港区赤坂8丁目の「赤坂KTビル」周辺でした。TBSテレビに近接し、多くのテレビ局やレコード会社がひしめく赤坂エリアは、同社タレントが深夜までレッスンや打ち合わせを行う現場として、数々のドキュメンタリーや自著でも言及されてきた歴史を持ちます。
その後、2018年に同社が大規模な投資を行って取得したのが、東京メトロ千代田線・乃木坂駅に直結する旧SME(ソニー・ミュージックエンタテインメント)乃木坂ビルでした。地上6階・地下3階、延床面積約1万2,000平方メートルを超える巨大なガラス張りのビルは、自社スタジオやリハーサル室、関連子会社を集約した「巨大エンタメ複合拠点」として機能することになりました。
歴代本社の住所と最寄り駅アクセス一覧
- 乃木坂本社(2018年〜2023年):東京都港区赤坂9丁目6-35(最寄り駅:東京メトロ千代田線「乃木坂駅」徒歩1分、都営大江戸線「六本木駅」徒歩約6分)
- 赤坂本社(1998年〜2018年):東京都港区赤坂8丁目11-20 赤坂KTビルなど(最寄り駅:東京メトロ千代田線「乃木坂駅」徒歩約3分、東京メトロ銀座線・半蔵門線「青山一丁目駅」徒歩約7分)
- 原宿オフィス・ショップ(過去):東京都渋谷区神宮前1丁目(JR山手線「原宿駅」徒歩約3分)

【現場検証】乃木坂ビルの現在と看板撤去の舞台裏
乃木坂本社の象徴といえば、ビル正面の外壁に掲げられていた「Johnny & Associates」の巨大な白文字ネオン看板でした。乃木坂駅の地上出口を出てすぐの場所に位置していたため、全国から訪れるファンが記念写真を撮影する定番スポットとなっていました。
しかし、一連の性加害問題を受けた2023年10月、同ビルから「Johnny & Associates」の看板が完全撤去されました。作業用足場が組まれ、深夜から早朝にかけて文字が外されていく様子は報道各社でも生中継され、1つの時代の終焉を象徴する出来事として記憶されています。
現在、被害者補償業務を行う株式会社SMILE-UP.は資産整理の一環として乃木坂ビルの売却手続きを進め、所有権は外部の不動産投資法人・一般事業会社側へ移転しました。現地ではかつてのネオンサインの痕跡は完全に消し去られており、現在はオフィスビルとして厳重な入退館管理が行われています。敷地周辺での無許可撮影や立ち止まり行為は警備員によって制限されており、かつてのような「ファンの溜まり場」としての光景は見られなくなっています。
【2026年最新データ】STARTO社とSMILE-UP.の所在地・機能比較
組織の再編に伴い、「旧ジャニーズ」に関連する法人の機能と所在地は完全に分離されました。タレントマネジメントを担う新会社STARTO ENTERTAINMENTと、補償業務を専任で行うSMILE-UP.の現状を比較・整理したのが以下のデータです。
| 法人・施設名 | 所在地・オフィスの場所 | 主要業務・役割 | 一般ファンの訪問可否 |
|---|---|---|---|
| 株式会社STARTO ENTERTAINMENT | 東京都港区(都内ビジネスエリア) | 所属タレントのエージェント・マネジメント、コンテンツ企画 | 不可(純粋な執務拠点・一般非公開) |
| 株式会社SMILE-UP. | 東京都港区内(補償窓口拠点) | 被害者救済・補償金支払業務、旧法人清算業務 | 不可(権利者・当事者専用窓口) |
| ファミクラストア 渋谷(実店舗) | 東京都渋谷区宇田川町21-1 西武渋谷店B館 B1F | 公式生写真、オフィシャルグッズの展示・販売 | 可能(※事前予約・入場整理券制) |
| 旧乃木坂本社ビル(参考) | 東京都港区赤坂9-6-35 | 売却済み・一般テナントオフィス化 | 不可(私有地・部外者立入禁止) |
STARTO社は乃木坂ビルを継承せず、現代的なエージェント機能に適したオフィス環境を新たに選定しました。同社は過度な自社不動産保有を避け、機能的かつ機密性の高いセキュリティビルに拠点を置くことで、旧来の「閉鎖的同族企業」からの脱却を図っています。

【ショップ移転の軌跡】原宿から「ファミクラストア 渋谷」への変遷
ファンの間でもう一つの重要な「場所」であった公式グッズ・生写真の販売拠点も、ここ数年で大きな統廃合とリブランディングを経験しました。
かつて数十年にわたり原宿の路地裏に存在した「ジャニーズショップ原宿店」は、2021年に西武渋谷店への移転を機に「ジャニーズショップ 渋谷」として再始動しました。その後、2023年の体制変更に伴い一時的なポップアップストア形態を経て、現在は「ファミクラストア(FAMILY CLUB store)」へと改称されています。
ファミクラストア 渋谷(FAMILY CLUB store)の場所とアクセス
- 住所:東京都渋谷区宇田川町21-1 西武渋谷店B館 地下1階
- 最寄り駅:JR・東急・東京メトロ「渋谷駅」(ハチ公改札・地下A6b出口等より徒歩約2〜3分)
- 入場方法:混雑緩和およびセキュリティの観点から、専用サイトによる「事前予約制(整理券システム)」が基本となっています。
また、全国のファンに向けてオンラインストアの拡充が進んだことで、実店舗へ直接足を運ばずとも限定フォトやグッズが入手できる体制が完全に定着しています。
一般に知られていない盲点と聖地巡礼ルートの劇的変化
ネット上の掲示板やSNSでは、今なお「旧ジャニーズ本社に行けばタレントに会えるのではないか」「乃木坂ビル前で出待ちができるのではないか」といった古い情報に基づいた書き込みが散見されます。しかし、これらは明確な誤解です。
現在、旧乃木坂ビル周辺およびSTARTO社オフィス周辺での滞留や出待ち行為は、近隣住民や一般企業への迷惑防止、タレントおよびファンの安全確保の観点から極めて厳しく禁止されています。警備体制の強化とコンプライアンス順守の徹底により、無断撮影や敷地侵入は法的措置の対象となるリスクがあります。
2026年における健全な「推し活・公式スポット巡礼ルート」
旧本社ビルへの立ち寄りが推奨されない現在、ファンの間では公式に認められた体験型スポットを巡るルートが定着しています。
- ルート1(公式ストア体験):「ファミクラストア 渋谷」での展示鑑賞・公式写真購入
- ルート2(大型公演・エンタメ体験):東京ドームシティ周辺、建て替えが進む帝国劇場周辺などの公演会場
- ルート3(メディア・聖地ロケ地巡り):番組やYouTube公式チャンネルのロケ地となったカフェ・公共施設などのマナーを守った訪問

【プロの結論】エンタメ企業の「脱・聖地化」とガバナンス改革の構造的教訓
昭和から平成にかけての芸能界では、巨大な自社ビルを構え、象徴的なネオン看板を掲げることが「芸能プロの権勢」を示すバロメーターでした。所属タレントをひとつの建物に集約し、経営陣とタレントの間に家族的な一体感を醸成する手法は、熱狂的な求心力を生み出す一方で、外部の目が届かない密室構造と心理的依存を生む土壌にもなりました。
しかし、近年のコーポレートガバナンスの潮流において、エンターテインメント企業に求められているのは「象徴的な城」の維持ではなく、透明性の高い経営体制と健全なエージェント関係(心理的バウンダリーの確保)です。
乃木坂ビルの看板撤去と売却、そしてSTARTO社による機能的な新オフィスの選択は、単なる不動産の引越しではありません。それは、過剰な神格化や閉鎖的コミュニティから脱却し、タレント一人ひとりが自立したプロフェッショナルとして活動するための「構造的近代化」の象徴といえます。ファンにとっても、建物を崇める時代から、作品やパフォーマンスそのものを健全に応援する時代へと移行したことを示しています。
【ジャニーズ 事務 所 場所】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:旧ジャニーズ事務所の乃木坂本社ビルは現在どうなっていますか?
A1:2023年秋に「Johnny & Associates」の看板が撤去された後、不動産は外部へ売却されました。現在は旧事務所とは無関係のオフィスビルとして運用されており、一般の立ち入りやファン向けの公開は一切行われていません。
Q2:STARTO ENTERTAINMENTの本社オフィスにファンレターを持参したり見学したりできますか?
A2:一切できません。STARTO社のオフィスはセキュリティが厳重に管理された純粋な執務空間であり、ファンレターの直接持参や訪問は禁止されています。ファンレターや問い合わせは、指定の公式送付先(私書箱等)へ郵送する必要があります。
Q3:公式グッズを購入できる実店舗の場所はどこですか?
A3:公式ショップは「ファミクラストア(FAMILY CLUB store)」として展開されており、東京・渋谷店(西武渋谷店B館 地下1階)のほか、主要都市の実店舗および公式オンラインストアで購入が可能です。実店舗の入場には事前予約が必要な場合があります。
まとめ:拠点の変遷が物語る日本の男性アイドル史と新たな未来
赤坂の雑居ビルから乃木坂の巨大自社ビルへ、そして看板撤去を経て現代的なエージェントオフィスへ——。「ジャニーズ事務所の場所」をめぐる変遷は、日本の男性アイドル文化が辿ってきた隆盛と激動の歴史そのものを物語っています。
現在、物理的な「聖地」としての旧本社ビルはその役割を完全に終えました。新体制となったSTARTO ENTERTAINMENTのもとで展開される新たなエンターテインメントを応援する際は、公式に整備されたストアや公演会場を活用し、ルールとマナーを守った形で楽しむことが求められています。 (出典: ジャニーズ 事務 所 場所(Yahoo!ニュース))